akimichi design nikki

マーク・ロスコ

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秋になると途端に美術館に出かけたくなる。あの暑さの中で芸術に向き合うなんてもはや無理な気がする。。。

マーク・ロスコの絵が見たくて「DIC川村美術館」へ。
「上座の家」の工事監理で佐倉市には何度も通ったけれど、結局その時には行く時間が作れなかったので、
若干リベンジのような気持ちで車を走らせる。
着いたところは、はてシャトー?のような建物でこれが美術館。とても静かな立地で人も少なくて落ち着く。

もはや「壁画」というような大きな7つの作品が、世界に4つしかないロスコ作品だけの展示室
「ロスコ・ルーム」に展示されている。
絵を眺めながらしばらく佇んでいると、時間や輪郭・色の概念がわからなくなってきて面白い。
絵は体感するものだとロスコが語っているようだった。



# by slowlide850 | 2018-10-20 12:28 | life | Comments(0)

大社の森

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出雲大社の森がとても力強くて印象に残った。
どこか東山魁夷の絵画のようでもあり、時間があればこの階段を上ってみたかった。
もののけ姫の『こだま』でもでてきそう。

# by slowlide850 | 2018-10-19 19:10 | life | Comments(0)

二人舎 現場


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キッチンスペースに入る光。
あまり期待してなかった窓から光が差し込んできて嬉しくなって撮るの図。


# by slowlide850 | 2018-10-19 18:55 | architecture | Comments(0)

出雲大社

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出雲への旅行のハイライトは当然ながら出雲大社でした。
数年前に伊勢神宮は訪れたので、神社の中でも二つの特別な存在とされる神社を比較してみることができました。

太い柱、重厚な屋根、風雨に耐える壁。そしてその大きさがもたらす存在感。
式年遷宮によりたえず若返る伊勢神宮とはまるで違うもの。
それゆえに土着的で、なんというか根付くというような「重さ」が伝わってくる。
この場所に、この大社以外が存在することなどあり得ないというような存在感。

京都の三十三間堂などでも感じますが、石造に比べれば軽い材料である木材の空間が、
石造と変わらない空間の質や存在感をもたらすことは、すごいことだと思います。

しかし、気づかずに集中して見て歩いたようで疲れたのでしょう、
その後の参道でのたい焼きと珈琲が沁みるように美味しいのでした。



# by slowlide850 | 2018-10-15 13:35 | architecture | Comments(0)

二人舎 現場

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この窓は二人舎で唯一といっていい遠景を望めるところにあるのですが、元々は曇りガラスで閉塞感のある窓でした。
そこで透明ガラスに交換し意匠も整えることで、とても印象的で解放感を生む窓に変わりました。

窓前には作り付けのソファが来て、本を読むでもごろっと横になるでも気持ちのいい場所になりそうです。
まだソファはありませんが試しに板面に座ってみるとなかなか居心地がいい。
風に当たれる窓際の「居場所」もいいものです。




# by slowlide850 | 2018-10-15 13:01 | architecture | Comments(0)

親水

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松江城の堀川を小舟に揺られる。
水がある街は情緒があっていい。倉敷や佐原、京都の高瀬川・鴨川。
水面から見る街は表情がまるでちがう。なぜかやさしい感じがしてくる。
水にそんな力があるのか。低い視線がそう思わせるのか。
船頭のおばさんが私と同郷でビックリした。松江の堀川を巡りながら地元の話をするとは。

# by slowlide850 | 2018-10-09 18:58 | life | Comments(0)

山陰

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松江と出雲を巡る旅行へ行ってきました。
山陰地方へは初めてで、人も街も周辺の山々もどこかやわらかでホッとできる素敵な場所と時間でした。



# by slowlide850 | 2018-10-08 08:54 | life | Comments(0)

台風と雨戸

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先日の台風24号は、事務所兼自宅の裏手にある林で大暴れしました。
夜12時から3時過ぎまでのすさまじい強風で、
いつ折れた太い枝が飛んできて窓ガラスを割ってしまってもおかしくない状況でした。
これはもう運次第だなっと覚悟して、窓が小さな1階事務所に避難して過ごしていました。
鉄骨造の家は揺れやすいので、この家も体感的には震度1~2くらいは突風の度にゆれる。
そうそう眠れるものではありません。台風が通過してようやく寝床に入りました。

そして翌日の朝、林を見て恐ろしくなりました。
写真の奥が我が家です。この家よりも高い杉の木が折れています。幹回り1Mをこえる木です。
倒れる方向が違っていたら直撃していた。枝どころではなかった・・・
周囲の木も視界に入るだけでも、4~5本は折れている。うち一本は電線に架かっていて断線しかねない。

結局、この林の中で無数の木々が倒れていて、周囲に住む人たちを震い上がらせていました。
たしかにきちっと管理された林ではないものの、局所的に強風に見舞われて倒れたのでしょうか。
吹きさらしにある木ならばともかく、林の中にある杉の木がこうして折れるということに驚きました。

林のおかげで木々のある環境で恩恵を受けているものの、その反面こうした怖さもある。
この家に雨戸はありませんが、台風の質も変わってきた今、雨戸の重要性を再考せずにはいられませんでした。

台風から4日経って重機が入って概ね倒木は撤去されました。
倒木で光が入りこみ林が明るくなり、それはよかったのですが、風の強い台風の度に恐怖にかられそうです。

# by slowlide850 | 2018-10-05 19:42 | life | Comments(0)

真鍮

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焼杉の外壁にドアノブの真鍮。
時が経て鈍く味わいを出す素材。

# by slowlide850 | 2018-09-26 19:18 | architecture | Comments(0)

二人舎 改装編 その壱

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画像:二人舎 解体前の室内


「新築模索編」のつづき
新築計画がかなわないことがわかり、頭を切り替えて改装計画を練り上げることとなりました。

<改装の方法>
マンションの水廻りのリノベーション程度ならともかく、
戸建ての改装というのは資金をどう捻出するかが一つの問題です。
というのも、構造体を残して外壁・内壁や屋根、設備全般を解体し新たに作り直すには新築並みの工事費が必要です。
ただそのためのローン商品は新築の住宅ローン商品に比べて少なく、金利も高めで融資の上限金も低い。
勤め先の融資制度や手持ち資金の割合など資金面から計画を考える必要がでてきます。

今回の改装では借地という特性上、融資を受けにくく金利も高い。
またお施主さんの融資は受けずにという方針から、基礎や外壁、屋根といった外装の工事を
将来的な工事にすることを決めて、予算内でまずは内装の工事を行うことを決めました。

・一期工事: 室内の改装・構造補強・断熱改修
・二期工事: 基礎の耐震補強工事
・三期工事: 外装・屋根の補修工事

工事を分けることでローンを組まずに建物に手を加えていきます。
もちろん、第三期までの工事費は今回算出してお施主さんにはご提示し、将来的に必要な予算がわかるようにしました。

<大まかな考え>
新築と改装計画で一番ちがうのは、『時間』の扱い方だと思います。
新築ならば、まっさらな白紙の時間をイメージしますが、改装はその建物が経てきた様々な時間がすでにある。
生まれ育った空間で愛着ある時間があるならば継続的に扱いたいし、そうでないなら新たな時間軸を
設定するようなプランの方がよいのか。まずは、そんなことから思い描いてみます。

計画建物に隣接してお施主さんが育った母屋がありますが、計画建物は元賃貸利用されていて、
さほど密接な関係はなかったそうです。その文脈を考えると、ご夫婦のための新しい時間軸となるように
既存のイメージから離れるような計画を考える方がよいだろうと改装案を練り上げていきました。

<耐震化>
改装でやっかいなのは耐震化です。ここをどうするか。どう考えるか。
設計者としても工事費とのバランス。その場合の安全性の説明など難しい分野です。
二人舎では、外壁を壊さないため室内側からの構造用合板による補強計画をたてました。
窓の多い1階は構造上必要な個所は、窓をつぶしての補強を行います。

さらにプラン上も安全策をとりました。長く居る場所である、寝室とリビングを2階にしました。
これは、強引に駐車場の上屋を支えている鉄骨フレームへの対策です。
鉄骨フレーム自体も補強をしますが、万がいち、1階が倒壊しても2階にいれば助かる確率が上がるという考えです。
技術的な補強とプラン上の安全策という2段構えで耐震化を考えました。

でも、食事中に地震がおきたら・・・それは言いっこなしです。。。
設計者として身もふたもない言い方かもしれませんが、地震に対して古い建物への完全な備えというのは難しい。
目の前にあるできることをしっかりとやる。お施主さんとそのことをちゃんと共有する。
そのあたりことがやはりとても大切だと思います。

さて具体的なプランについてはまた書きたいと思います。




# by slowlide850 | 2018-09-24 19:08 | architecture | Comments(0)