akimichi design nikki

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灯台の白とモダニズムの白

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ぼーっとするのに海ほどいいものはないでしょう。
たまに海にくると、ひたすらにぼーっと地平線を見ながら風に吹かれてしまう。
そして私にとって、灯台といえば幼いころによく来た犬吠埼。

灯台の「白」は海と空の青に映える。もともと風景に溶け込まずに目立つように「白」なのだと
聞いたことがあります。それ以来、建築でいうモダニズムの「白」もいろいろと言われるけれど、
本当は目立つようにという建築家の自意識の色ではないかと思ってしまいます。
そんなことを意識してしまい、今まで外壁を白く塗ったことがないですが、
それはそれで誰にも伝わらない勝手な自意識過剰だとは思っています(笑)

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by slowlide850 | 2018-06-22 21:54 | architecture | Comments(0)

伊能忠敬

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先月ですが千葉県の佐原市へ行ってきました。
以前から水郷の街として栄えた古い町並みの残るこの場所に行って見たかったのですが、
来訪の一番の目的は、伊能忠敬旧宅と記念館を訪れることでした。

伊能忠敬の娘に琴さんという方がいたのですが、この方が私の高祖母にあたる方で、
忠敬さんから私は6代目の子孫ということになります。
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若い頃は自分のご先祖様にあまり興味なんてありませんでしたが、
年を重ねると不思議なもので、そうした人がいて自分がいるという当たり前の感謝と、
自分が何者かということを考える上でも大切なことだと思うようになりました。
今まで後回しにしていた感のあった佐原に、この日ようやくと訪れることができました。


この辺りは「うなぎ」が名産なのでうなぎを食べてから、
のんびりと先祖のいた町を散策しながら旧宅・記念館を見て廻りました。
測量と建築。少しだけ先祖と自分を重ねる普段にはない時間を過ごしてみると、
なぜかとても胸がスッとして気持ちがいい。

「住宅」という、人や家族の「居場所」を作るというのが私の仕事なわけですが、
ご先祖を考えるというのは、歴史文脈から自らの「居場所」を確認するような作業です。
日常とは違う歴史という時間に身を置くとなんだかあったかい気持ちになれることに
気づかされるいい小旅行でした。




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by slowlide850 | 2018-06-20 19:28 | life | Comments(0)

ブルーノ・マットソン

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にびいろの舎の一年点検に伺いました。
リビングにブルーノ・マットソンのイージーチェアが置いてありました。
日本人の体形にあわせて、小ぶりにデザインされていて座り心地がよく、私も好きな椅子です。
リビングのスケールにも、この椅子がよく合っていて素敵です。
ダイニングテーブルの上にあるトップライトで、空間の光もほどよく入っていて落ち着きます。

こうして、たまに伺って生活の雰囲気や暮らしやすさなどをお聞きするのはとても楽しいです。
もちろん、その話のすべては経験となってこれからの設計に生かしてゆきます。

庭の木々もこの一年で成長して根を張ってきていて、家自体がこの土地に根付き始めたような
感覚があって嬉しくなります。












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by slowlide850 | 2018-06-19 18:40 | architecture | Comments(0)

図渡し

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設計事務所から工務店さんへの見積もり発注・依頼を「図渡し」といいます。
事務的な「見積もり発注」という響きよりもこの「図渡し」の方が私にはしっくりきます。

先日『二人舎』の図渡しをしました。
依頼先は独立以来のお付き合いである遠山工務店さんです。
もう何度も見積もり頂いていますが、予算内に収まるか否かは毎回ドキドキするものです。
これまでの経験値や同規模の過去の案件を下敷きに設計内容・予算配分を考えるわけですが、
まったく同じという計画は絶対にありえませんから、見積もり結果がでるまではどこか落ち着かない日々が続きます。

さて、この二人舎の面白い点は、将来的に外観の改修を考えているので、
今回の工事では外観は変わらずに中身だけが変わるということです。

きっと、工事がはじまったら近所の人は不思議なはずです。
築40年の経年が見て取れる外観でありながら、
『ずいぶんと工事しているけど外観は変わらないし、いったい何をしているのだろう?』と。

工事が終わっても、そこにある家は外観は何も変わっていない。。。
近所の方々をちょっと煙に巻くような、小さないたずら心が芽生えてきそうです。






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by slowlide850 | 2018-06-15 21:58 | architecture | Comments(0)