akimichi design nikki

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カフェ・ド・ランブル

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時間が空いたので建築家谷口吉生さん監修というGINZA SIXの外観を眺めに行くも暗くてよくわからない・・・
ならばと早々にあきらめて、お目当ての珈琲の名店「カフェ・ド・ランブル」へと銀座の夜を歩く。

東京に住んでいると『いつでも行ける』という悪しき怠慢に陥って行っていないところがけっこうある。
私の中で、この1948年創業の名店もその一つ。

有名店へゆくと時折、店が放つ必要のない圧迫感とか意味不明な「ルール」に出くわして悲しくなるけれど。
本当にちゃんとしたところはやはり居心地がよくてうれしくなる。
カウンターに座ってネルでの抽出風景を見ていると、これはショーのようなものだと思えてくる。
今煎れてるのが自分のだなっとみていると楽しくなってくる。
美味しい珈琲で、その空間を支える人の気持ちも味わえた。






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by slowlide850 | 2018-02-26 18:59 | cafe | Comments(0)

結露との闘い

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にびいろの舎の屋上ハッチ。
スチール製の既製品ですが「結露水が結露受けの板金にうまく流れ込まない」ということで補修に行きました。
お施主さんに「設計だけど何でもするんですね」と云われる笑。

断熱性の無いスチール製ハッチなので結露するのはわかっていて対処はしていました。
ただ、お施主さんに聞けば当初考えていた結露量を超えている様子。
なぜかと生活ぶりを聞いてわかりました。暖房を一日中ガスファンヒーターでまかなっているとのこと。
ガスファンヒーターは加湿器が要らないほどに燃焼時に水分が発生するため、
水分を含んだ温まった空気が頂部にあるハッチで冷やされてしまう。
朝から夜寝るまでとなると相当な水分量になってしまっているようです。

本来的には空間が暖まってきたら、エアコンに切り替えて運転すると経済的にも楽でよいのですが、
ガスファンヒーターの暖かさを知るとやめられなくなるお施主さんの気持ちもよくわかります。

設計時にハッチ下にさらに扉を設けることで断熱することは考えていたものの、
予算配分を考えてなくしてしまったことが悔やまれます。
補修自体は問題なく終えましたが、ハッチの断熱化を考えないといけないかもしれません。

「完璧な家を設計したい」といつも思っていますが、実際は一か所くらいはこうした問題が発生してしまいます。
もちろん、根本的な構造の問題や大きな瑕疵があってはならないのは当然ですが、
工業製品とはちがう建築はこうした問題が時におきてしまう。
お施主さんには、過去の事例を包み隠さず伝えるなどして透明性を心がけています。

しかし、久しぶりに上がったにびいろの舎の屋上は気持ちいいです。
遠くまで見渡す気持ちよさがあります。






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by slowlide850 | 2018-02-21 15:45 | architecture | Comments(0)

濱田庄司記念益子参考館

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益子には度々訪れるものの、なかなか寄ることができなかった念願の場所。
建築も好きですが器も好きです。
観光シーズンでもないので貸し切り状態でゆっくり見て回れました。

展示された濱田庄司のおおらかな作品がとても素敵な上に、各地で「自分の作品が負けたと感じた記念」
に蒐集した品々がまた面白くて、もうその「負けた記念」っていうのがたまらなく素晴らしい。
濱田さんお茶目だ。なんというか陶芸家にありがちな気難しさを払拭してくれる。
作家と呼ばれるのを好まず、工人として作陶にあたったというけれど、
そうした民芸運動の精神にはとても共感します。また教えられもします。



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by slowlide850 | 2018-02-15 12:18 | life | Comments(0)

縁側のある暮らし

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       photo : にびいろの舎

私が生まれ育った昭和初期に建った平屋には長さが三間半もある庭を望むように設けられた縁側がありました。
真南に面していたので陽当りは申し分なくて、どこかのんびりした縁側には思い出がたくさん残っています。

子供の頃に庭で放し飼いにされていた犬は、室内には入れないものの縁側にあがることは許されており。
この長い縁側で日がな一日大好きな日向ぼっこができて幸せそうでした。
早めに学校から帰ってくる土曜日は犬と一緒にこの縁側にゴロンと寝て、日差しの温もりの中で空を見上げて
ぼーっと流れる白い雲を眺めるのが好きでした。

スキーやキャンプの翌日には道具が干され、靴や枕は日常的に干されていました。
夏に縁側でスイカを食べるときに種は庭に飛ばしたり、満月にはお月見したり、
ちょっとした雨なら濡れないのでおもちゃで遊んだり。
過ぎ去ってみると、実にたわいのないことばかりを覚えているものです。
しかし、そうしたことはこの縁側があってこそで、おおらかな記憶をこの縁側はもたらしてくれたような気がします。

にびいろの舎にも縁側があります。こちらも暮らしにおおらかさをもたらせたらと思っています。


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by slowlide850 | 2018-02-11 19:56 | architecture | Comments(0)

西荻窪 JUHA(ユハ)

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JUHA(ユハ)と聞いてあなたは何を想起しますか?
①アキ・カウリスマキ
②ユハ・レイヴィスカ
③ユハ・カンクネン

西荻窪のcafe JUHAでコーヒーを飲むたびに頭にそんなどーでもいいような疑問が浮かぶ。
店名はアキ・カウリスマキの映画からだから、この場合は①が正解・・・!?
私は③のユハ・カンクネンだったりする。世界チャンピオンに4回もなった有名なラリードライバー。
映画「私をスキーに連れてって」に登場したセリカGT-FOURにも乗っていた。懐かしい。
②は北欧建築が好きな方ならば知っているだろう大御所建築家。

東京の中央線沿線には、どこかこじゃれたcafeよりも『JUHA』のようなcafeがよく似合うと思います。
とかく西荻窪となるとちょっとディープさもないと面白くない。まぁ流行りを追いかけただけのcafeなんてなくていい。
こうして会話を邪魔するかなっていうギリギリまで音量をあげて流れるジャズのおかげで、
申し訳ないけれど隣のカップルのつまらない会話が聞こえずに読書できてむしろいい。
これはきっと店主の計算にちがいない。


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by slowlide850 | 2018-02-03 14:41 | cafe | Comments(0)

迎賓館 赤坂離宮和風別館

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一昨年から一般公開された「迎賓館 赤坂離宮和風別館」を見学。予約制で館内をガイド付きで50分程で廻ります。
竣工は昭和49年で設計は谷口吉郎。今や息子の谷口吉生さんのお父さんといった方がわかりやすいでしょうか。

屋根」という題でも書きましたが、日本的なものに触れると不思議な安心感があります。
とかく迎賓館本館の西洋風宮殿を見ながらたどり着くこの別館は、その思いを強くしてくれます。

イタリアンにフレンチ、中華に韓国料理もいいけれど、結局ご飯と味噌汁におしんこの安堵感に戻ってくる。
今、日本的な建築が持つ大切な意味は安堵感のようなものではないでしょうか。
自分の設計でも、ご飯と味噌汁的な「ホッと感」がほしくて、さりげなく日本的な意匠や素材を使うことがあります。

昨年は浜松の「松韻亭」(設計谷口吉生)を見学したので親子での空間の比較も面白いもので、
広間の基本的な構成や考え方は父親を手本としてまとめたことがよくわかります。
建築は世襲的な世界ではないので踏襲に近い感覚は却って新鮮に感じます。
見学した日は残雪と冷え切った空気のせいか、空間も凛とした佇まいで品があって素敵なものでした。



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by slowlide850 | 2018-02-01 16:45 | architecture | Comments(0)