akimichi design nikki

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クリスチャン・ケレツ展

ギャラリー「間」でのクリスチャン・ケレツ展へ行く。

こういう建築はもう単純に美しい。
私にとっては、かっこいいスポーツカーを見ている感覚に近い。
建築的とか、理論的な理解以前に、
小学生が「カッコイイ」と発する単純な感覚が先にくる。

一応は難しい顔をして、さも理論的な思考を巡らせている風に
展示を見つめてはいるけれど、
内心はNHK朝ドラのあまちゃんのごとく、
「かっけー」と叫んでいるのである。

学生の頃見た一枚の建築写真以来のファンである。
先日見た「千住博美術館」もそうですが、構成される要素が
極端に少ないノイズのない建築は好きです。
住宅に関しては、むしろ生活自体がノイズなので
「かっけー」は求めないんですが。。。
こういう建築、とかくコンセプト模型が醸し出すエネルギーに
身をおくと気分が高揚します。


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by slowlide850 | 2013-07-30 19:36 | architecture | Comments(0)

武相荘でおもうこと

自宅からロードバイクで「武相荘」へ行く。

白洲次郎氏というと、ベントレー3Lとブガッティタイプ35と
と1968年式ポルシェ911。。。
講和条約云々はともかく無類の車好きなところがまず素敵です。
ポルシェにいたっては、1.6Lから2.4Lへエンジンを換装させていたとギャラリーに書いてあった。
やんちゃな方である(笑)

しかし、武相荘で目がいったのは正子さんの一文。
有名な文なのでしょうか、私は初めて読みました。
ちょっと長いのですが引用させてもらいます。


「無駄のある家」


 鶴川の家を買ったのは、昭和十五年で、移ったのは戦争が始まった直ぐのことであった。
別に疎開の意味はなく、かねてから静かな農村、それも東京からあまり遠くない所に住みたいと思っていた。
現在は町田市になっているが、当時は鶴川村といい、この辺に(少なくともその頃は)ざらにあった極ふつうの農家である。
手放すくらいだからひどく荒れており、それから三十年かけて、少しずつ直し、今もまだ直し続けている。


 もともと住居とはそうしたものなので、これでいい、と満足するときはない。
綿密な計画を立てて、設計してみた所で、住んでみれば何かと不自由なことが出て来る。
さりとてあまり便利に、ぬけ目なく作りすぎても、人間が建築に左右されることになり、生まれつきだらしのない私は、
そういう窮屈な生活が嫌いなのである。
俗にいわれるように、田の字に作ってある農家は、その点都合がいい。いくらでも自由がきくし、いじくり廻せる。
ひと口にいえば、自然の野山のように、無駄が多いのである。


 牛が住んでいた土間を、洋間に直して、居間兼応接間にした。
床の間のある座敷が寝室に、隠居部屋が私の書斎に、蚕室が子供部屋に変った。子供達も大人になり、それぞれ家庭を持ったので、居間では週末に来て、泊まる部屋になっている。
あくまでも、それは今この瞬間のことで、明日はまだどうなるかわからない。そういうものが家であり、人間であり、人間の生活であるからだが、原始的な農家は、私の気ままな暮らしを許してくれる。
三十年近くの間、よく堪えてくれたと有がたく思っている。


『思うこと』
白洲正子『縁あって』(青土社)より

「綿密な計画を立てて、設計してみた所で、住んでみれば何かと不自由なことが出て来る」
というくだりは、設計を生業とする身には複雑な心境になる一文ではあるのだけれど(笑)
「無駄が多い」という住居が、定常的なもののみを想定する住宅設計が多いなかで
どう扱うかは普遍的なテーマとして私もよく考える。
そうしたテーマを共有しクライアントと設計にあたれたら、
きっとおもしろいだろうなと思います。

子供が育ったら、いっそ減築(増築の逆)して庭を増やす家とか。
減築してお父さん憧れの車や木工のガレージと、お母さんに趣味部屋を
新たに設けるとか。
「無駄のある家」きっと建築の可能性がひろがります。

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by slowlide850 | 2013-07-29 10:59 | roadbike | Comments(0)

mini

建築も好きですが車もまた好きなんです。

車検に車を出すときはたいてい憂鬱です。
いつも、ものすごい整備代の見積もりが来るからです。。。
今回も予期せぬパーツ交換で憂鬱が加速していました。

が。

楽しみなこともあります。
代車です。

他の車に乗れるのは車好きにとっては
またとないチャンスです。しかも一週間。
さらにそれが、コンバーチブルとなれば。

と思いきや、昼間はこっぱずかしくてあけられません(笑)
夜帰宅するときにちょっと開けてます。
それでもなんか自意識過剰気味です。
そんな、モジモジとした楽しい日々も今日でお別れ。
楽しいオープンカー体験。

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by slowlide850 | 2013-07-26 09:58 | mini | Comments(0)

トムネコゴ

蚊がいる。

店主らしき方が他のテーブルに座ったカップルに
「蚊がいるんです。すみません」と言いながらオーダーを
とっている。

蚊がいる。そうボクはもう刺されたから知っている。。。

BGMというには大きな音でJAZZが流れている。
外は井の頭公園だから蚊がいる。
すき間の目立つ築年数の建つマンションの1階
だから蚊がいる方が自然だった。

そのことに特別対策するでもなく、
ごく自然に身をまかせているところがなんとも素敵な店だ。

ここなら、ゆっくりと本が読めそう。
いいところをめっけました。

さぁ、蚊よけを塗って行かなきゃな~。

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by slowlide850 | 2013-07-25 11:04 | cafe | Comments(0)

ルンバルンバ

忙しくても忙しいと言わないようにしている。
言っているうちにいつものペースが乱れてしまうような
気がしているからである。

でも、忙しいときはある。
我が家は奥さんも働いているので、
家事は分担している(つもり。。。)でも、やはり奥さんの
割合は多い。
忙しいとついつい掃除などしなきゃと
思いつつ、仕事に向かってしまう。

そこで助っ人にきてくれたのはルンバである。
これが思っていたよりも便利だ。

なによりかいがいしくけなげに黙々と動き回るのを見ていると
かわいくなってくる。
苦手な箇所はあるものの、おおむねちゃんとキレイに掃除してくれる。

便利さに手を出すともう後には戻れない。

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by slowlide850 | 2013-07-24 10:10 | life | Comments(0)

桃を頂いた。
きれいな色なのでパチリ。

甘くておいしい。

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by slowlide850 | 2013-07-23 10:19 | life | Comments(0)

風立ちぬ

映画「風立ちぬ」を観ました。

映画では零戦の設計者堀越二郎をモデルとして
主人公が描かれていますね。
そして、その零戦のエンジンは中島飛行機の栄なわけですが、
その中島の造機部に祖父は勤めていました。

そのため祖父は荻窪工場のそばに引っ越し。今も実家がある。
中島のエンジン部門トップの佐久間一郎氏もすぐそばに
住んでいたんだそうです。

祖父は私が幼稚園に通うころに亡くなりました。
残念なのは、当時の話を祖父の口から聞くことができなかったことです。

映画で描かれたあの時代。
祖父もまた、映画でドイツへ行った二郎のように
視察と勉強のためアメリカへ行ったそうです。

あの時代のエンジニアたちの技術の吸収力には圧倒されます。
実際残された祖父のノートを見ても、飢えたように知識や技術を
血肉化した痕跡があります。

映画風立ちぬの世界に、そんな祖父が生きた時代を重ねて観てしまいました。

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by slowlide850 | 2013-07-22 14:20 | life | Comments(0)

軽井沢 千住博美術館

美術館入口の引き分け扉が開き、あらわれた空間に
細胞が瞬間的に活性化していく感覚に襲われました。
それくらいに心が沸き立つすばらしい美術館でした。

建築の可能性というものを高純度にしめしながら
とても自然に空間が作られていました。
収蔵作品と建築がこんなに呼応する関係になれることも
はじめての体験でした。

私の拙い文では到底伝えられない空間です。
こういう建築を観ると俄然力が湧いてきます。
そして、涙さえこみあげてきそうな。
そんなすばらしい美術館でした。


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※画像は内部撮影禁止ですので美術館HPより
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by slowlide850 | 2013-07-19 10:15 | architecture | Comments(0)

軽井沢 昼寝

レーモンドの「夏の家」を観たのだから、旧軽井沢へ行って
吉村順三氏の「軽井沢の山荘」を観に行こうかと思ったけれど、
風が気持ちよい場所でコーヒーを飲みウトウトとしていると
人の多い旧軽井沢へ行くのがめんどくさくなってしまう。。。

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外壁が杉皮張りの有島武朗別荘のテラスで人がいないので
昼寝をきめこむ。

杉皮で防水はどうしているのかと見ると。
ガルバリウム鋼板の上に杉皮を張っている。
杉皮を2層くらいにしているのかと思ったら、
あっさりとした合理的な回答に笑ってしまう。

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長いしたのはこの椅子のすわり心地がよかったせいもある。
椅子は座ってみないとその良し悪しなんてわからない。

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ただ、この有島武朗別荘「浄月庵」、有島武朗と波多野秋子が心中したところ
とは後で知った。
そんなところでのんきに昼寝してたのかっ。。。
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by slowlide850 | 2013-07-17 11:01 | cafe | Comments(0)

軽井沢 夏の家

「火山のふもとで」松家仁之著を読んで、
アントニンレーモンド設計の「夏の家」を観たくなりました。
碓氷軽井沢からひと山越えると気温は25°、エアコンを止め
窓を開けて車内に風を導きます、涼しい。

我が家が軽井沢を訪れるのは、いつもまったく人のいない
しーんっと静まり返った年末なので、冬季閉鎖される「夏の家」を
観たことはないのです。

塩沢湖のほとりを行くと見えてきました。
ペイネ美術館として使われている建物なので作品保護なんでしょうか。
雨戸が閉まり、すだれも下がっていて建物の開放的といわれる部分は感じ取れません。
でもレーモンドの「芯はずし」や、はさみ梁、バタフライ屋根はもちろん観れました。

しかし、夏の間一部所員とともに避暑に使われていたとは
うらやましいことです。
吉村順三氏や錚々たる所員たちがここで図面をひいていたのでしょう。
そんなことも思いながら、観ているとまた楽しくなる建物でした。

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by slowlide850 | 2013-07-16 10:48 | architecture | Comments(0)