akimichi design nikki

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ドッグトレーナーの家

プレゼンを控えた住宅兼ドッグトレーレーニングの小さな建物。

板橋区にある母屋の一角にドッグトレーニングとトレーナーである
オーナーさん一人が暮らす住宅を建てるという計画。

敷地が10坪。
建築面積6坪。
南に隣家が迫っていることで、
東西方向に抜けていく視線を利用して
大きな開口を設けている。

床面積の確保にロフトを設けた。
そのことで、建物間口がわずかに1間半ですが
5mにもなる吹き抜け空間を持つ、
開放的な設えです。

窓から母屋の木々を眺めたり、1階にはドッグトレーニングの
受付兼、飼い主さんとの話ができるように
スペースを作っています。

さて、犬好きの私としては、これは私が設計しなきゃなるまい(笑)
と勝手にやる気満々なんですが、空回りだけはしないようにしないと。。。

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by slowlide850 | 2012-07-31 11:20 | architecture | Comments(0)

フジロック

先週は土日を空けるため、仕事を片付けて一路苗場に向かった。

昔サマソニには行っていたけれど、ひょんなことで
今回はじめてフジロックへ行ったのだ。

スキーで、苗場も田代も来たことはあるけれど、夏にくるとは。。。

29日の最終日、おおはた雄一や、井上揚水、大好きなジェームスイハを
堪能してきた。
暑かったしタフな一日だったけれど、自然の中で聞く音楽は格別。
フジロックの魅力を満喫してきた。

しかし、翌日は朝から講習会なので大とりのレディオヘッドは見ずに退散。。。


そして、ちょうど日程が重なってしまった。
オシカハウスプロジェクトのぽっぽら食堂完成打ち上げ会に参加できず、
キレイな海を前に、関係者と乾杯するのが楽しみだっただけに、
こちらは残念。

楽しい企画って、重なりがちなのはどうしてなんだろう。

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by slowlide850 | 2012-07-31 09:27 | life | Comments(0)

オシカハウスプロジェクト 設計編

東京からオシカハウスプロジェクトの「ぽっぽら食堂」までは
車で7時間ほどかかる。

7時前に出発して、13時をすぎて到着した鮎川浜は
気温が20度しかなくて、その上風がつよい。
半そででは寒いくらいである。

この日も、ボランティアの方々が外壁塗装を
してくださっている。
企業ボランティアの方々で、塗装などはじめてなのだそうだ。
なんともありがたい。

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前の県道は、護岸工事車両が行き交う。
2月頃の静けさとはまた違ってきている。

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まわりには、基礎や塀の土台部分が残ったままだ。
がれき撤去もことに終わり、放置された土地に夏草が茂りだした。

3.11の鮎川浜の動画があるのでリンクをはらせてもらおう。
あの日は雪が降っていたのだ。

その後、牡鹿半島の突端の町に救援物資など届くハズもなく、
人々は被災を免れた家々に身を寄せ合い、冷凍していた
鯨肉などを食料に過ごしていたと聞いている。

こうした土地に、この建物は建っている。
復興制限区域に指定され、住宅の新築は事実上禁止され、
目に付く真新しい建物は仮設建築物の工事監理事務所か
仮設住宅だけである。
だからあえて、外壁には杉板を張り、妻屋根として仮設的なニオイを消した。

どうしたって、漫然とした不安感が根底にはあり続ける大地で、
妻屋根や外壁の木質感は、安心感を生み出しやすい形・素材として考えた。
あえて、屋根も鋼板葺きにしていない。(サビ対策でもある)

そしてできるだけ、長期的な時間軸に乗るように考えた。

また、更地となりさえぎるもののない強烈な浜の風をいなすように、
屋根は海に対してゆるい勾配を設け、
軒にかかる風圧力の軽減に軒の出は抑えてある。

さらに、必要とあれば建物は真っ二つに分割し移設もできる。
(県道のかさ上げによる移設に対応している)
なのでトレーラーに乗るサイズで設計されている。

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もう一つ言い添えると、この建物は被災地支援というような思いで結果関わっていない。
漁師のおかあさんたちとお会いした時から、その考えは捨てたし、そんな言葉は
必要ないのだと思った。

純粋に、限られた時間と予算、復興制限区域による規制。
そして、風や立地条件を読み。
使う方々を思いながら、普段どおりに設計を進めた。
特別なことは何もない。
小さくとも、考慮することに大小はもちろんない。

内装設計は、DOOGS DESIGNの中島さんが手がけた。
共同作業もとても楽しかった。
なにより、一緒に牡鹿の往復道中が楽しい(笑)

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これから、オープンに向け準備がはじまる。
この建物は、竣工写真が似合わない。
調理場に人が立ち、お客さんが座って食事する
そんな日常写真こそ、似合うはずである。

次の楽しみは、そんな便りを届けることである。

追記
遠方より、困難な工事を受けてくださった。
有限会社 ワッツ・ガーデンプランさんに感謝申し上げます。
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by slowlide850 | 2012-07-20 13:03 | architecture | Comments(0)

オシカハウスプロジェクト おさらい編 

そもそもは、3.11で壊滅的な被害にあった宮城県石巻市
鮎川浜
の漁師のお母さん方7人の雇用支援、創出ということで
動き出したオシカハウスプロジェクトは、食堂(人の集まる場所)を作る。
という目的で進み。建物の設計者を探されていた。
そしてたまたま、年始にはじめて私は友人にくっついてゆきに関係者にお会いしたのだ。

2月に現地を見て、短時間ながらお母さん方7人とお会いし、
打ち合わせをした。
そして、友人と手分けをして図面を完成させた。
妻屋根の小屋というような建物だ。

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それから難航したのは、工務店探しだった。
支援する社団法人の方々にさんざん骨をおって頂いて
ようやく着工できたのは、6月である。

こちらにいるとわからないけれど、東北で今工務店、職人さんを確保するのは
至難の業である。
身をもってわかったことである。
結局、受けてくださったのは茨城のつくばの方。

こうして時系列に記述するだけでは、支援する社団法人の方々の
大変さは見えないもので、建築・工事とは無縁の方々が
辛抱強く進めていく過程に頭がさがる思いだった。
(なにせ、津波でインフラも不明、建築許可不明云々)


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でも、着工して建物が形をあらわしていくと状況は俄然変わりはじめるもので、
お母さん方から、今まで少なかった意見や希望がではじめた。
じっさい、建物を見る実感っていうのは強いようだ。
メニュー作りやら、市場調査やらどんどん本格化されている。

今は、社団法人の方々やボランティアの方で塗装作業が
行われている。
(残念、予算上塗装工事は工務店にお願いできなかった。。。)

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あさってには、完了検査も控えている。
竣工~オープンが差し迫ってきている。

そして、お母さん方が食堂の名前を決めてくれた。

「ぽっぽら食堂」という。

→「ぼっぽら」とは、石巻・牡鹿の方言で、「突然、急に、​なりゆきで、勢いで」などといった意味があります。
被災直後から手探りながらも持ち前の瞬発力で活躍してき​た
「マーマメイド」のお母さんたち(食堂運営の担い手)に​ぴったりの名前となり、みなさん愛着が湧いてきています​。
社団法人つむぎや より


小さな小さな建物だけど、"ここ" にこめられた思いは大きい。
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by slowlide850 | 2012-07-17 13:33 | architecture | Comments(0)

西荻窪 散策

事務所は、JR中央線の荻窪駅からも西荻窪駅も
ほぼ等距離にある。
今はどちらの駅を利用するかは気分次第。

高校から大学の2年までは、西荻窪駅を通学の利用駅にしていた。
当時から、西荻が変わったかというと、
あまり変わっていない。。。

駅前の商店街は多少新しくなったけれど、
なんだろうこの街は、あまり大きな代謝が似合わない。
どこかゆるい空気をいつもまとって、
ちょっと斜にかまえたようにしている。

そんな西荻を散策。

「recit」

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扉を開けて店内に入ると、場所性も時代性もすぐにわからなくなる。
濃密に古道具が語りかけてくるせいかもしれない。
それぞれの古道具が放つ時間が堆積した店内と、
まどの外の現実とがズレてしまってオモシロイ。

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「364」
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このてあいの扉に弱い私には、この店構えはたまらない。。。
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「魯山」

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「無相創」

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「西荻紙店」

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路地を入ったマンションの2階。

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西荻窪は、わりと硬派ではなかろうか。
吉祥寺では通用する"あまさ"が。一駅で成立しなくなる。
大人の方が似合う街。
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by slowlide850 | 2012-07-09 14:42 | life | Comments(0)