akimichi design nikki

カテゴリ:book( 7 )

本を寝かせる

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ワインではないけれど、「本を寝かせる」ということをしないだろうか?
買ってきて最初の数ページを読んで「これは今読む本ではないな」と直感的に感じて一旦本棚にしまっておく。
なぜかはちゃんと説明できないものの、ある日ふと「時は熟した」とばかりに本棚から取りだして読み始める。

こうして寝かせた本は読み始めると、なぜか「今の自分」にしっくりと馴染んだりするから不思議。
今読んでいる「ペーター・ツムトア 建築を考える」も1/3程読み進んでから、ふと寝かせていたが、
4年の時が過ぎて熟成具合がちょうどよいらしく面白い。最初に読んだ時よりもずっと面白い。

建築探訪でも同じことをしている。
ずっと見に行こうとは思うけれど、なぜか今じゃない気がしてしまうものがある。
そうして、ある時に「今だ」と思って見に行くと実によかったりする。

人には結構「自分ルール」がある。誰にも迷惑をかけないものならば、やはりあった方が面白いと思う。
自分でもなぜそうするかわからないことが、意外ととても自分らしかったりもする。
きっと自覚している自分と、自覚していない自分の行動のどちらも実際には大差ないのだろう。

数えてみたら現在「寝かせている本」は4冊。いつ読みだすかはその時にならないと
自分でもわからないという不思議な「面白さ」。














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by slowlide850 | 2017-06-20 15:28 | book | Comments(0)

古道具、その行き先

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好きな本や言葉は何度も読み返してしまいます。
白井晟一の松濤美術館で行われた「古道具、その行き先」
五年前のことだけれど、白井晟一の世界と呼応するとても印象に残る展示でした。
その時の図録をよく読み返します。

ただなぜか会場で図録を買わず、その後旅行で訪れた長野は松本市の「LABORATORIO」というCAFEでコーヒーを
飲んでいる時に置いてあったこの図録の冒頭部を読んで、無くならぬうちにと慌てて買いました。

建築家というとみな、「まだ誰も見たことがない建築の創出」というような、
新しい価値観に魅かれる人種なのだと学生の頃は思っていました。
ただ次第に自分は竣工時の新しさや斬新さでなく、いずれは古くなる中で真価を発揮するようなものを作りたい
と思うようになりましたが、その影響の一つには、古道具の世界があると思います。
建築という道具も必ず、時間が経てば古道具の一種になる。
時間にあらがうよりは寄り添いたいと思うのは自然なことのように思います。
















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by slowlide850 | 2017-06-12 18:41 | book | Comments(0)

kerry hill

趣味の一つは、好きな建築家の本を肴に酒を飲むこと。
アマンリゾートへ行く機会はないし・・・いい本です。


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by slowlide850 | 2017-04-26 13:56 | book | Comments(0)

写真

「アルバレス・ブラボ写真展」
~メキシコ、静かなる光と時

世田谷美術館のブラボ展を見に行く。
いつもながら、美術館の駐車場からは公園内を横切って歩いていくことになる。
雨にも濡れるし、夏の暑さ中も歩く。

本来は長すぎる動線はよくないけれど。後付けで設けたこの駐車場は結果的に
美術館に横付けしてすぐに入る美術館よりもずっといい。

展示が良ければよいほどに余韻を残して緑の中を歩けるから。

静かで詩的な写真が素晴らしい。
メキシコの光は強烈なイメージがあるけれど、どんな光にも静寂さや詩的さがあるのだとわかる。

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by slowlide850 | 2016-07-11 11:49 | book | Comments(0)

抽象

古代の壁画やエジプト文字、アフリカの造形を見ていると抽象力みたいなものは
やはり大昔の方がずっと秀でている。
力強くて本質的でシンプル。
生きることに直結しているデザインの美しさが迫ってくる。

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by slowlide850 | 2016-04-13 10:25 | book | Comments(0)

おしゃれな住まい方―レーモンド夫妻のシンプルライフ

先月、群馬の旧井上邸を見学して興味をもった、アントニンレーモンドの本を読む。
いわゆる建築論的な本ではなくて、元所員さんが
レーモンド夫妻の生活ぶりなどを綴っていて読みやすい本です。

レーモンドの時代とはちがい、今はもう製図板の並ぶ設計事務所などほとんどないでしょう。
私自身も製図板での実務経験はありません。
その作業の大変さは先輩諸氏から聞くので、現状の図面ソフトでいいんですが。
製図板がならぶ事務所のたたずまいというか、図面の味というのか。
手書きにしかないものもあって、そこはかなわないなぁと思います。

でも当時との共通点もあって、初期段階のプランの検討は手でスケッチしていくことです。
建築ではなぜかこれをスケッチと呼ばず、フランス語のエスキスと呼んでいます。

定規も当てずに、手を動かしてアイデアを練る。
不思議とこの作業は、PCの画面上で行ってもうまくいきません。
漫然としたアイデアを写し取るには、きちっとしたPCの世界は不向きなのでしょう。
これはレーモンド以前から、今後も変わらないのでしょう。

雪が解けたら、日光の旧イタリア大使館別荘を見学に行きたくなりました

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by slowlide850 | 2014-02-21 10:10 | book | Comments(0)

匠たちの名旅館

この本で平田雅哉という名前を知りました。

数寄屋の名棟梁。
建築家ではないので、専門誌などで名前が出てこないそうですが
波乱万丈な生涯や武勇伝に満ちたストーリーが面白いです。

設計として、数寄屋建築を目指しているわけではありませんが、
きちんと”知っていたい”と思っています。

できれば、この本に載っている旅館に泊まってみたいものです。
きっとあっちを見たり、こっちの寸法を測ったりで寝れない気がしますが(笑)

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by slowlide850 | 2014-02-19 09:06 | book | Comments(0)