akimichi design nikki

カテゴリ:architecture( 489 )

新しいHP

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新しいHPが完成したのを機に、このブログもお引越しいたします。
独立前から10年間こちらで書いてきました。また心機一転書いて行きますので
どうぞよろしくお願い致します。
(photo/ishisone design )


by slowlide850 | 2019-03-19 17:30 | architecture | Comments(0)

玄関

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二人舎はこの障子を開けると玄関があります。
外と内を分ける玄関は、出入りで家の中が丸見えにならないようにします。
リビングやダイニングとの距離感も大切。

外と内という無意識かもしれないですが、人間の心理の切り替えには中間領域のようにして玄関があるほうがいい。
障子も壁も天井まで設けないので広さを確保しつつ、光もきれいに空間に回りこんでいます。

by slowlide850 | 2019-03-07 10:02 | architecture | Comments(0)

再生

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二人舎のダイニング。
直径1mのナラ材の丸テーブルと2脚の椅子。
シンプルな空間に低めの窓は、座るとちょうどいい高さに抑えてあります。
吊下げられたペンダント照明も白いものを選び、背景の白い壁になじませて存在感をなるべく消しています。
築40年を経て、かつては床に穴が開くほどに傷んだ既存空間だったことが嘘のように再生しています。

二人舎では1Fにダイニングキッチン、2Fにリビングを設けています。
独立して設けることで、それぞれの機能に適した空間となり、
LDK一体型プランにはない魅力が生まれたと思います。



by slowlide850 | 2019-03-04 11:45 | architecture | Comments(0)

建築の賞味期限

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所用でアクアラインを通って千葉県の鴨川市へ。
たまにしか通らないので海ほたるに立ち寄る。
毎回訪れるたびに「機動警察パトレイバーthe Movie」を思い出してしまう。押井守作品でも好きな一本。

完成から22年経つが通るたびにこの土木技術のすごさに感心する。
建築よりもずっと「時間」という耐久性にさらされる土木はデザイン性は少なくとも一定の美しさがある。
一方、平日のせいか建物の中は観光地のなれの果てのように閑散と寂しい風情が漂う。。。

建築にはあきらかに賞味期限付きのものがある。
それは、建物の物理的な耐久性とは意味が違う。わずかな期間で飽きられて価値がなくなる建物。
とくに食品ラベルのように張ってないのでわかりにくいかもしれないけれど、プロから見れば一目瞭然。
生きている建築と死んでいる建築というものがある。

どうしたら、永続的な意味を空間にもたらすことができるのか。
『これです』という形があるものではないので探求する面白さも深い。






by slowlide850 | 2019-02-28 12:38 | architecture | Comments(0)

「上座の家」竣工から3年

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久々に「上座の家」に伺う。
竣工から3年を経て外壁の焼杉も木塀も退色していい風合いが出てきました。
室内は木製建具やフローリングが日に焼けて色合いが深くなり、
一方で空間は竣工時と全く変わらずきれいなままで、作り手とすると大切にして頂けて嬉しいです。

庭には施主自らが植えた植栽がいい雰囲気。
ただ聞けば元は駐車場だったので、その敷き石を一通り掘り出してから植えたということで
見た目以上に苦労があったということ。でも、そうして手をいれる生活ぶりが素敵です。

素敵といえば、この家は「モノ」が少ない。
設計がはじまり、当時の住まいに伺って持ち物の量を見せてもらった時の驚きはよく覚えていて、
「これだけですか?」っというくらいに少なかった。
「コンパクトな家を」という要望でしたが、その言葉通りに暮らしに対する「モノ」の量もコンパクトでした。

空間に対して「モノ」が極端に少なすぎては無機質で冷たい印象ですし、多すぎれば雑然とした汚さになる。
でも、時にカオスなのに落ち着くような家もあるから不思議なものです。
とくに小説家や画家の仕事場など、大量の本や画材、資料などのカオス空間が
雑然とした汚さにならないことがあるのは、あれは一体なぜなんでしょう?
そこにある選ばれた「モノ」によるのか、年月みたいなものが生み出すのか。そうはいってもセンスなのか?

竣工から3年の上座の家は変わらず「モノ」が少なくて、
「モノ」中心の暮らしにはない地に足のついた豊かさみたいなものを感じます。
「何かを買ったら何かを捨てる」という発想だそうですが、
1年間使わないものは捨てる主義を実行しているハズの我が暮らしでは、
目につかないからとついつい地下室に放り込んでしまう。
ああ、己の意志の弱さよ・・・
帰路すっかり影響を受けて「よし仕事がひと段落したら断捨離決行」と決めました。
この春はスッキリと爽やかな我が家にしようと思います。






by slowlide850 | 2019-01-19 19:50 | architecture | Comments(0)

冬季休業

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当事務所は12/29~1/6まで冬季休業致します。
どうぞよろしくお願い致します。

by slowlide850 | 2018-12-29 15:16 | architecture | Comments(0)

静岡へ

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所用で静岡へ。
浜松市へ足を延ばして「秋野不矩美術館」へ行ってみる。
もう外観の佇まいからして面白くて楽しい。建築史家・建築家藤森照信さんの設計です。

この美術館で体感してみたかったのは、靴を脱いで鑑賞するということ。
メインスペースではスリッパも脱いで大理石の上を歩いて見て回るという。それがどんなものか体感したかった。
その感想はというと、裸足だというだけでこんなに絵を見る「気分」が変わるものかと。
いったい足の裏から何の情報が入ってきているのかわからないけれど、
なにかとても根源的な感覚にさせられる面白い体験をしました。

それにしても藤森さんの建築はどれも「オリジナル」です。
誰の真似もしていない。とても創造的な仕事に思えます。また素材が前面に出るという点でもあまりない美術館です。
近代建築の反意語は藤森建築というと単純でわかりやすいのかっと駐車場への坂道をくだりながら思ったり。
この「自由さ」や「オリジナル」という表現は手にしてみたいっと思ったみたりと、思った以上に刺激的な建築でした。









by slowlide850 | 2018-12-18 21:28 | architecture | Comments(0)

二人舎 引き渡し

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「二人舎」のオープンハウスは盛況に終えることができました。
寒い中をお越しくださった方々、ありがとうございました。
その後、日をかえて無事お引き渡しとなりました。

改装工事にありがちな雨漏りなどの大きなトラブルや追加費の発生もなく工事が終了できるのは工事関係者の努力と、
そうは言っても人が作るものです。私も含めて小さなミスが全くないわけでもありません。
リカバリーしながらも、最後はお施主さんがそうしたことを許容してくださることにも感謝です。
物づくりの本質を肯定してくださるお施主さんとの仕事はやはり楽しいですし、
これからの豊かな暮らしが見えるようで嬉しいです。

また竣工の写真などUPしていきますので、ぜひご覧ください。






by slowlide850 | 2018-12-17 09:49 | architecture | Comments(0)

オープンハウスのお知らせ

『二人舎』
    ふたりしゃ   

― 夫婦二人のための空間 ―

このたび、設計監理をいたしました「二人舎」が竣工し、
クライアントのご厚意によりオープンハウスを開催させて頂きます。
都市密集地に建つ築40年の木造2階建ての住宅改装計画です。

場所 杉並区 荻窪駅徒歩15分
日時 12月8日・9日(土・日)
11時~17時まで
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<概要>
元は2戸の共同住宅だった建物を、ご夫婦のための住空間に改装しています。
3期に工事計画を分けており、今回の1期工事で室内を全面的に改装しています。
伴い、耐震補強と断熱工事を行っています。外装は近い将来に2・3期工事で行う計画です。
室内改装では外壁や既存サッシはそのままで、新たなプランとの整合・耐震補強・断熱工事をしなくてはなりません。
「二人舎」では、こうした築年数を経た建物への手の入れ方の一つの事例として見て頂けるのではないかと思います。

暮らしの面では、1階にキッチンと食堂があり、ワンルーム空間に生まれ変わった2階にリビングと寝室があります。
変則的なプランでの住まい方が可能なのも、ご夫婦二人での暮らしならではだと思います。
2階をワンルームとすることで、採光や通風が単純化されて流れるようになり、
現された既存の丸太梁などとともに、この家にしかない暮らしができていったらと思います。

また敷地が国有の借地であるため、融資交渉や様々な折衝を経て至ったこの計画は苦労も多く。
家づくりのストーリーとして、これから新築や改装をお考えの方にも「楽しい面」そして「現実的な面」など
様々なお話しができれば思っています。
どうぞご気軽にご連絡ください。

<見学に際して>
室内が狭いため予約制とさせていただきます。
土日いずれかご希望をお書き添えの上メールにて予約ください。
詳細ご案内をお送り致します。

 ・見学は一般の方・建築関係者、どなたでも可能です。
 ・メールのフィルターを解除しておいてください

連絡先メール shiba@akimichi-design.com
電話     080-5424-7600
  
お待ちしております。



by slowlide850 | 2018-12-17 09:32 | architecture | Comments(0)

二人舎 現場

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床の染色塗装を終えて施主検査を行いました。
大きな問題も無く無事に終了です。
風の抜ける、とても気持ちのいい空間になりました。



by slowlide850 | 2018-12-05 21:41 | architecture | Comments(0)