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オープンハウスのお知らせ

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『二人舎』
    ふたりしゃ   

― 夫婦二人のための空間 ―

このたび、設計監理をいたしました「二人舎」が竣工し、
クライアントのご厚意によりオープンハウスを開催させて頂きます。
都市密集地に建つ築40年の木造2階建ての住宅改装計画です。

日時 12月8日・9日(土・日)
11時~17時まで


<概要>
元は賃貸の長屋だった建物を、ご夫婦のための住空間に改装しています。
3期に工事計画を分けており、今回の1期工事で室内を全面的に改装しています。
伴い、耐震補強と断熱工事を行っています。外装は近い将来に2・3期工事で行う計画です。
室内改装では外壁や既存サッシはそのままで、新たなプランとの整合・耐震補強・断熱工事をしなくてはなりません。
「二人舎」では、こうした築年数を経た建物への手の入れ方の一つの事例として見て頂けるのではないかと思います。

暮らしの面では、1階にキッチンと食堂があり、ワンルーム空間に生まれ変わった2階にリビングと寝室があります。
変則的なプランでの住まい方が可能なのも、ご夫婦二人での暮らしならではだと思います。
2階をワンルームとすることで、採光や通風が単純化されて流れるようになり、
現された既存の丸太梁などとともに、この家にしかない暮らしができていったらと思います。

また敷地が国有の借地であるため、融資交渉や様々な折衝を経て至ったこの計画は苦労も多く。
家づくりのストーリーとして、これから新築や改装をお考えの方にも「楽しい面」そして「現実的な面」など
様々なお話しができれば思っています。
どうぞご気軽にご連絡ください。

<見学に際して>
室内が狭いため予約制とさせていただきます。
土日いずれかご希望をお書き添えの上メールにて予約ください。
詳細ご案内をお送り致します。

 ・見学は一般の方・建築関係者、どなたでも可能です。
 ・メールのフィルターを解除しておいてください

連絡先メール shiba@akimichi-design.com
電話     080-5424-7600
  
お待ちしております。


by slowlide850 | 2018-12-07 15:37 | architecture | Comments(0)

張地工場

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作り付けのソファの座り心地を確認しに埼玉の三郷にある張地工場へ。
素材や組み合わせをいろいろ試しながら、素材の特性も教えて頂きながら都度座ってみる。
比べると違いがとてもよくわかる。
市販品で安価なソファはこれですよっと見せてくれた素材は、すぐにヘタってしまうのがよくわかるもので、
手を出しちゃいけないものだとすぐわかる。

ソファは質のよいものでないと結局は買い直す羽目になってかえって高くつくので注意が必要な家具の代表格でしょう。
さらに、広い家具屋さんのショールームでは小さく見えて、いざ自宅リビングに置くと「こんなに大きかったの!?」と
ソファがリビングを占拠してしまうという、スケール感を見失いやすい点でも検討を重ねて選ぶ必要のある家具です。

作り付けのソファにすると空間に溶け込むような設計ができるのでいいですし、
新たに既製品を置く場合でも設計の段階から選定をしてゆけば、空間とのバランスを崩さずになじんでくれます。
大きな家具やTVのように存在感があるものは、全体のバランス見てゆかないと失敗しやすい。

個人的には、ゴロンと横になって本が読めて、気がつくとうたた寝もできる。デイベッドのようなものがいい。
ソファサイドには、さっとブラケットを取りだして体にかけられるような収納もほしいし、
珈琲やグラスと読みかけの本を置くスペースもほしい。意外とじゃまなのでソファ前のローテーブルいらないかなっと。
これだけでも設計要素満載ですね。









by slowlide850 | 2018-11-19 11:10 | architecture | Comments(0)

アルヴァ・アアルト ―もうひとつの自然

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神奈川県立近代美術館 葉山で行われているアアルト展へ。
この美術館は好きです。なんといっても海に近くて気持ちがいい。
併設されたレストラン・カフェは海への眺望が素晴らしくて、美術館に寄らず喫茶だけでも利用していました。

さて、会期も終盤ですが駐車場は満車で盛況でした。
私の師であるリオタデザインの関本さんは、フィンランド留学経験がありアアルト建築に直に触れていて、
この展示への布石もされ、オープニング記念の講演会の司会もされていた。
関本さんもご自身のブログで触れていらっしゃいますが、この展示の建築写真が素晴らしい。
ドイツ人写真家のアルミン・リンケの撮り下ろしの写真がいままでにないアアルトの魅力を伝えてくれています。

建築というよりはその場の「空気」を撮っているというような写真。
その「空気」に「アルヴァ・アアルト」は解けるようにして存在していて感じられる。そんな感覚になりました。
アアルト建築で定番のとなったカットを見続けてきた人にとっては「未視感」を覚えるんではないでしょうか。
アアルトが好きな方にこそ、この写真はお勧めです。
11月25日までで、その後巡回だそうです。









by slowlide850 | 2018-11-12 12:19 | architecture | Comments(0)

二人舎 現場

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仕上工事にはいりました。
天井に現した梁にも塗装を施します。ただ丸太材の地の雰囲気やざっくり組まれた木材の雰囲気は
残しつつ着色したいので、その塗装の塗り加減が大切。
作業用の光と実際に暮らすときの光もまた違うので、頭の中で逆算して決めなくてはいけない。これが難しい。
色はずっと見ているといいのか悪いのかわからなくなる魔物だと思うので、初見の感覚で判断する。
少し存在感がありすぎるなぁと感じた梁が塗装によって空間に馴染んでいい雰囲気になった。





by slowlide850 | 2018-11-10 11:31 | architecture | Comments(0)

試作 物干し

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「二人舎」の室内物干しを試作中。
木の丸棒を細目のロープで天井から吊るす式。

こういう小物は図面なんか書いてないで自分で作る方が早い。
ホームセンターに行って材料を買って加工しながらいろいろと試してみる。けっこう楽しい。
既製品の物干しなんかよりずっとよくなりそうです。

by slowlide850 | 2018-11-04 15:12 | architecture | Comments(0)

作り手の風景

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作り手の風景。
作り手がいて住い手がいる。




by slowlide850 | 2018-11-04 14:00 | architecture | Comments(0)

気に入った照明器具って意外とないものなのになぁ

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銅製のペンダント照明。
スッキリしていながら銅の雰囲気がいいアクセントになり、ほんわりとした光だまりとなるのも気に入っていました。
「二人舎」でも使おうと思ったら、人気が出て納品されるのは竣工後というお返事で今回はあきらめることに。
ひそかに見つけて誰にも教えず通った美味しいお店が、いつの間にか予約が取れない状況。というような悲しさ・・・。


by slowlide850 | 2018-10-31 18:57 | architecture | Comments(0)

障子

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掃きだしの障子に向かう文筆机。座って障子を開け放てば湯河原山中の景色が広がる趣向で設計しています。
by slowlide850 | 2018-10-28 15:28 | architecture | Comments(0)

寿立庵 足立美術館

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足立美術館内の茶室「寿立庵」を訪れた。
茶室や美術工芸品の世界で面白いのは「写し」という文化。

この「寿立庵」は桂離宮の松琴亭の面影を写しているという。
「写し」は下世話にいえばコピー。現代的な価値観で言ってしまえば「エっいいの?」な感覚だけれど、
とても潔い文化だなぁと思う。「いいものはいい」という暗黙の了解がなければ成立しない。
「写し」自体が写し元への賛辞となり、そして美と技の継承の側面を持ち、さらに質の向上を目指す。
とても日本的な文化でしょう。
足立美術館の人工的な造形美の庭園よりも、私にはこちらの茶室と庭の方があうようでホッと一息つけました。


by slowlide850 | 2018-10-27 10:34 | architecture | Comments(0)

二人舎 現場

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現場は白黒で撮ると雑然とした気配が消えて、本来の雰囲気を出してくれます。
2階の天井は船底天井にしています。そのため改装前は天井裏に隠れていた丸太梁や束材が現されています。

ただ40年を経た古い材の佇まいは思っていたよりも力強くて存在感がありました。
もう少し抑え目な主張でいいなぁと思います。今からできる工夫を考えます。
立ちどまっては考える。目線を変えては考える。

この日は、出来上がっていた壁の高さがどうしても気になって一部を直してもらうことに。申し訳ないことです。
本当は図面を書く中で気づいていないといけないことで、設計にとっては恥ずかしいことです。
手戻りがない監理を心がけていますが、今回は棟梁に直にお願いしてやり直して頂けることになりました。

来月の上旬には竣工です。




by slowlide850 | 2018-10-26 15:26 | architecture | Comments(0)