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設計事務所のお仕事

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新築・改装工事の見積もり期間は大抵3週間で工務店さんに依頼しています。
この期間というのは、いつも予算から大幅にオーバーしませんようにとドキドキします。
「プロなんだから、決まった予算にビシッと一発で合わせこむのが仕事だろう」という声が聞こえてきそうです。
その通りです。耳が痛いところです。

しかし、なかなか一発では難しい状況がそこにはあります。
住宅の工事で同じ図面を用いて見積りを行う場合でも、3社に相見積もりをとれば金額の高低差は
300万円~400万円はざらに異なるものです。
工事に対する人件費の割合はとても大きいもので、同じ内容工事でもA工務店は10人工、かたやB工務店は20人工と
見方が異なるだけでも、各工事を合計すれば大きな差が生まれます。

工務店さんによっては自社の営業・宣伝費なども経費や見積もりの中に入ってきたりするので、
工事費を予算通りに合わせこむというのは、図面内容以外に存在してしまう不確定な要因にも左右されてしまう。
とても難しい作業とも言えます。

とはいえ当然、予算に向けての減額作業がとても大切になります。
出てきた見積もりに対しては、見積査定書を作成して工事単価・数量・内容に至るすべての項目を査定しています。
この査定は、事務所の仕事の中でもとても重要なものです。
減額要素だけでなく、時に増額となる部分も指摘します。公平にかつ工事として適正な金額を算出をしているのは
きれいごとではなく、お施主さん・工務店・設計者の三者の信頼関係を築きたいからです。
この三者のしっかりとした関係なしに、何千万もする工事なんてとてもじゃないけれど怖くてできません。

今回もこうした減額作業を経て「二人舎」も再来週には着工の運びとなりました。
年内には竣工します。また工事中の様子もこのブログにあげますのでご覧ください。







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by slowlide850 | 2018-07-11 19:38 | architecture | Comments(0)