akimichi design nikki

懐かしさ

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設計ではちょっと懐かしい小物を使うことがあります。
昭和のトグルスイッチだったり、吹きガラスだったり。
自分でも古道具が好きなこともありますが、
私にとってはこうした小物たちは過去と未来をつなぐちょっとした「仕掛け」のようなもので、
楽しいものです。

ヨーロッパでは、街に古いものと新しいものが混在している。
歴史が途切れずに連続している状態はとても豊かなことでしょう。
日本でも、城下町などを散策しているととても落ち着いた気持ちになります。
古い町並みには情緒があり、どこにでもある「街」ではなく固有な顔を持っている。

ただ日本は地震国で、大半が木造住宅ですから築年数が増せば取り壊して新築するのはある面では致し方ない。
そうすると、どんどん「新しさ」ばかりが蔓延し続ける。

設計する住宅では、よく「新築だけど新築っぽくないですね」と言われます。
古民家風などという意味ではありませんし、アンティーク風とも違います。
エイジング塗装や古材といった安直なものは使わずに、「懐かしさ」みたいなものがあれば、
それは、実は新しいことだとも思います。







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by slowlide850 | 2018-05-08 18:53 | architecture