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縁側のある暮らし

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       photo : にびいろの舎

私が生まれ育った昭和初期に建った平屋には長さが三間半もある庭を望むように設けられた縁側がありました。
真南に面していたので陽当りは申し分なくて、どこかのんびりした縁側には思い出がたくさん残っています。

子供の頃に庭で放し飼いにされていた犬は、室内には入れないものの縁側にあがることは許されており。
この長い縁側で日がな一日大好きな日向ぼっこができて幸せそうでした。
早めに学校から帰ってくる土曜日は犬と一緒にこの縁側にゴロンと寝て、日差しの温もりの中で空を見上げて
ぼーっと流れる白い雲を眺めるのが好きでした。

スキーやキャンプの翌日には道具が干され、靴や枕は日常的に干されていました。
夏に縁側でスイカを食べるときに種は庭に飛ばしたり、満月にはお月見したり、
ちょっとした雨なら濡れないのでおもちゃで遊んだり。
過ぎ去ってみると、実にたわいのないことばかりを覚えているものです。
しかし、そうしたことはこの縁側があってこそで、おおらかな記憶をこの縁側はもたらしてくれたような気がします。

にびいろの舎にも縁側があります。こちらも暮らしにおおらかさをもたらせたらと思っています。


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by slowlide850 | 2018-02-11 19:56 | architecture | Comments(0)