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迎賓館 赤坂離宮和風別館

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一昨年から一般公開された「迎賓館 赤坂離宮和風別館」を見学。予約制で館内をガイド付きで50分程で廻ります。
竣工は昭和49年で設計は谷口吉郎。今や息子の谷口吉生さんのお父さんといった方がわかりやすいでしょうか。

屋根」という題でも書きましたが、日本的なものに触れると不思議な安心感があります。
とかく迎賓館本館の西洋風宮殿を見ながらたどり着くこの別館は、その思いを強くしてくれます。

イタリアンにフレンチ、中華に韓国料理もいいけれど、結局ご飯と味噌汁におしんこの安堵感に戻ってくる。
今、日本的な建築が持つ大切な意味は安堵感のようなものではないでしょうか。
自分の設計でも、ご飯と味噌汁的な「ホッと感」がほしくて、さりげなく日本的な意匠や素材を使うことがあります。

昨年は浜松の「松韻亭」(設計谷口吉生)を見学したので親子での空間の比較も面白いもので、
広間の基本的な構成や考え方は父親を手本としてまとめたことがよくわかります。
建築は世襲的な世界ではないので踏襲に近い感覚は却って新鮮に感じます。
見学した日は残雪と冷え切った空気のせいか、空間も凛とした佇まいで品があって素敵なものでした。



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by slowlide850 | 2018-02-01 16:45 | architecture | Comments(0)