akimichi design nikki

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ミカンネットとレモン石鹸

はたして小学校の蛇口にぶらさがっていたミカンネットに入った
レモン石鹸というアイデアは誰が生み出したのだろう?
多発的な自然発生かもしれないけれど、おそらく爆発的に
普及したアイデアなんだと思う。

身の回りにあって、安くて、ちょっとした発想の転換ですむことだけれど、
こうした事って意外と狙ってやるとうまくいかないもんではないでしょうか。
狙ってやることは難しい。
設計やデザインでいえば上級者編にあたると思う。

ちょっと話がかわるけれど、住んでいる四世帯が住む賃貸物件には
自転車置き場があるのだけれど、みんなそこには置かないで
それぞれの玄関前に置いている。
設計上は置く場所を決めているけど、そこは不便なので誰も使わない。

設計者はとりあえず置き場としたけど、人の心理も行動原理も無視しているから
上手くいかなかった。
本来の置き方ではないから今は雑然としてあまりよくない。

ミカンネットとレモン石鹸のようなすべてを解決しているようなアイデアを、
意図的にさりげなく設計することをいつも意識している。

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一人暮らし用の狭小玄関で考えた階段板の下をくつ箱にしているケース。
でっぱった引手だとジャマなのと、アクセントにもなる皮の引手で開け閉めしている。
ミカンネットとレモン石鹸のように、狭い玄関でのいいアイデアになった。

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by slowlide850 | 2013-02-28 12:19 | architecture | Comments(0)

cohako

西荻窪のギャラリー「みずのそら」にcohakoさん(古道具)がくるので
出かけてきました。

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一軒家を改装してギャラリーになっています。
庭だった場所にはテラスと水盤があり、
この日のよく晴れた空が水盤に映っていて気持ちがいいです。
水盤を眺めてたたずんでいるだけで、心もその水面のように穏やかになっていくようです。


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オーナーにお聞きすると、水盤は循環型でないそうで、
ならば掃除や手入れが大変ですか?とお聞きすると一年に一度だけでよいという。
むしろ、庭にして雑草に手入れをするよりもいいとおっしゃる。

意外なお答えでしたが、水盤のある静かな住宅も設計してみたいと思っていたので
これはものすごく参考になるお話を聞けました。
しっかりと、ディテールを観察したので、
いつか設計する際の参考にさせて頂こうと思います。

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水盤のディテールだけでなく、cohakoさんのベンチや小物もいくつか
我が家用購入したので、なんだか一石二鳥のようなことでありがたい展示でした(笑)

共同展で3/3まで開催するそうです。
「 草木張月 」 ギャラリーみずのそら
by slowlide850 | 2013-02-26 15:19 | architecture | Comments(0)

吹雪+スキー

去年もそうだったけれど、今年も冬が冬らしい。

幼い頃の記憶にある冬とは、こんな冬だったけれど、
それからは毎年のように暖冬となり、日帰りスキーに行く程度ならば
完全凍結路に出くわすことはなくなっていた。

それは、もう20年ほど通っている群馬の川場スキー場も同じで、
スノータイヤさえ履いていれば2月後半などまったく問題なかった。

が・・・
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強い寒気が入り込み、強風警報がでていたこの日。
スキー場への道で列をなすように、車がスタックし始める。
大した坂でもないのに四駆車ですら登れない。
積雪も、気温の低さも例年よりずっと多く、寒い。

ゲレンデも、ホワイトアウトしている。。。
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なーにも見えない(笑)
久しぶりの悪天候のなか、滑るだけ滑って引き上げる。

ちょっと今までの感覚ではいけないのかもしれない。
スノータイヤ+チェーンは必須。
脱出用具もあるといい。

しかし、地元の人はなぜスイスイ走っているのか?(笑)
うまいものです。

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by slowlide850 | 2013-02-25 12:35 | mogul ski | Comments(0)

小岩K邸

こちらは設計までを行い、現場監理は構造のみという
小岩のK邸です。

細かな現場監理はせず、現場自体は工務店主導となります。
もちろん、設計から現場監理までみっちりと携われることがベストですが、
今回は当初から設計のみという依頼でした。

それならば逆に普段使わない既製品も使うことで施工性を高めつつ、
どんなものができるのかがテーマです。

敷地は狭小で10坪。
建蔽率60%は59.57%まで使い切ってます。
斜線をかいくぐりながら、容積も使い切り無駄が一切ありません。

プラン的にも無駄がないようにして、2階建て+ロフトとして
家族3人暮らしを満たすプランになっています。
狭小プランですが収納も上手くとれ、住みやすい設計になりました。

配筋が終わり、上棟に向けて動いています。

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横からみるとトンガリ屋根の家です。

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by slowlide850 | 2013-02-22 12:51 | architecture | Comments(2)

建築家

自宅からもほど近いところで、建築家との家づくりをサポートする会社の
イベントが開催され、先輩建築家から会場の雰囲気など見れますよと
お声掛け頂いて行ってきました。

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会場に入ると、建築家の方々のパネルが並び。
どれも端正な作品ばかりで圧倒されます。
どうも私は、建築家といわれる人たちに緊張してしまうところがあって。。。同業なんですが(笑)

先輩の建築家さんとお話しをするだけで、ほかの方々にはお声をかけれません。
本来まったく人見知りはしないんですが、
作風がコンクリート打放しのシャープな感じで、全身黒づくめの服の方などはいっそう緊張してします。。。
緊張すると、たいてい意味不明な発言をしたりしますので、
必要がなければそっとしていることにします(笑)

でも、会場を回りそれぞれの方々の作品を見ていると楽しくなります。
それぞれの解釈や美意識によって、建築は変わります。
そして、おもしろいのは、作風とその設計者の雰囲気はやはり似ていることです。

前述の黒づくめの方は、やはりすごくシャープな作風ですし、
一方で繊細な和風の設計をされる方は職人的な雰囲気。
スッキリときれいなキューブ型を設計される方は、清潔感のある紳士的な感じです。
つくづく、現れるのだな~っと思うんです。

そうなると当然自分はどうなんだ?っと思いますが、
う~んどうなんでしょう(笑)
by slowlide850 | 2013-02-18 11:07 | architecture | Comments(0)

co-ttie

「ひっそりと駅からほどよく遠いところにある」小さな焼き菓子のお店。
そして自宅から一番近いお菓子屋さん。

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吉祥寺近辺にはおいしいケーキ屋さんがたくさんある。
アテスウェイにエーケーラボにレピキュリアンにタタンに。。。
このco-ttieもまたすごくおいしい。
なんだかケーキブログのような出だしだが。。。

いつも個人個人の世界観が現れるているものに惹かれてしまう。
絵画であれ、本であれ、一杯のコーヒーであれ、ケーキであれ、デザインであれ。
もちろん建築であれ。
マーケティングを主体としたものよりも、惹かれるものはいつでも
そうした個人の世界観からでてきた物やデザインです。

だから、物やデザインを好きになることは、同時にその向こうにいる
製作者、作家さんたち自身に惹かれているんだ。と思っています。

物を通して生み出されるこうした流れが、とても好きです。
co-ttieさんにもまた惹かれるわけです。
おいしいだけでなく、「ひっそりと駅からもほどよく遠いところにある」
お店をかまえていることにしても。

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by slowlide850 | 2013-02-15 19:18 | life | Comments(0)

3本足のアロー

なぜか印象に残っている幼い頃の風景や記憶の断片などというのは
たくさんある。

小さい頃に通っていたプール教室が駅前のビルの屋上に入っていて
そこから眺めた町と中央線の風景とか。

父親につれられていったおそらく御茶ノ水であろうスポーツ用品店の
更衣室の一角から見えたグラウンドがコンクリートの小学校とか。

いったいなにをどうして、そんなことが頭から離れないのかわからないが、
きっとだれでもいくつかそういったものはあるのでしょう。

そのうちの一つに「3本足のアロー」という犬のストーリーの映画があって、
ストーリー自体はもはやあやふやで覚えていないのに、
登場した犬の顔をいまだに覚えている。
あまりに焼き付いているので、レンタルで見れぬものかと調べたがダメだった。
1980年に作られたようで、同年代の方ならば記憶の底にあるやもしれない。

しかし、つまりはこうしたなんだかわからない記憶を積み重ねて生きている。
と思うと自分が不思議になる(笑)

意識して何か感じていることも、無意識に感じていることも
実は記憶する上では大差ないんではないかと。。。
心が感じ取り、留めておこうとするものは、もっと根源的なことなのかもしれない。

だとすると、なんだか残っているという記憶こそはあなどれないのかなぁ?

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by slowlide850 | 2013-02-13 19:01 | life | Comments(4)

琵琶の家 リノベーション工事 外壁編

重量鉄骨の構造を残し、完全にスケルトンの状態にする
解体工事も終わり、外壁の下地を組む作業に入った琵琶の家。

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こうして、工事に入ると週に一度、現場に行って
現場監督さんや職人さんと打ち合わせをしています。
とかく改装工事は、図面通りとはいかない事も多く。
現場で判断することはとても重要です。

しかし、この日は寒い・・・。
素手で簡単な図面をさらさらと描こうにも、うねうねとみっともない線が。。。
心が折れそうになりながら、集中して見て回ります。

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そんなときに、お施主さんがお茶を出してくださいました。
欠かさずに毎日、職人さんにお出しくださっているそうで、
なんともありがたいお心遣いです。

あたたかいコーヒーでひととき暖をとり、また打ち合わせは続きます。
by slowlide850 | 2013-02-12 19:59 | architecture | Comments(0)

hug 展

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gallery feveで展示中のイラストレーターイブラヒム恵美子さんの
ガラス絵の作品展"hug"に伺う。

うちの奥さんの知り合いなのでお会いするのははじめてであるが、
板ガラスに絵を描く。という作品に惹かれて行った。

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とても、鮮やかな作品から深みのある色使いまで多彩な作品と、
家型がコンセプトとモチーフになっていて、家つながりで勝手に親近感が
沸いてしまう。
会場ではcoucouさんのスペシャルブレンドハーブティをいただけて
これがまたおいしい。

お二人にすっかりほっこりさせていただき会場をあとにしました。

展示会は、2/16まで。
吉祥寺のgallery feve。

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by slowlide850 | 2013-02-11 14:58 | architecture | Comments(0)

オープンハウスで思うこと

ちょっと日が経ってしまったけれど、
前職事務所のOHに先週うかがった。

いつものように気持ちのいい空間がひろがっていました。

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私も在職中に仕事をしたことのある棟梁の手による細部も
きれいな仕上がりでした。

しかし、この棟梁はよくぼやく方でした(笑)
「なんでこんな難しい図面かくんだ」とか、「こんなのどうやって釘打つんだよ!?」
などど、現場に行く度にぼやいてきます。
そこをなだめつつ「ほら、ここから釘を打てば留りますよ」などど、
現場で話しているうちに前職事務所の流儀に慣れてきてくれて、後半は作業が早くなってくれました。

この世界に入る前は、現場の職人さんは怖いというイメージがありました。
もちろん実際はちがいます。
むしろ、気持ちのいい方が多い。
彼らは、安易な営業さんのような軽口はなく、むしろ前述のように
平気で文句さえ言ってくるのです(笑)
でも、そういう方はむしろありがたい。
困るのは「ハイハイわかりました」と、とてもスムースに打ち合わせを終えた職人さんです。
そういう方に限って図面とは違うことをする。。。

なんでも、ちょっとしつこいくらいに念を押す。
現場には、ちょっとうるさがられるくらいがちょうどよい。

とは、経験から学んだ私の監理術です。
あまい顔ばかりでは、設計通りにはならないわけなんです。

もちろん、時にこちらが間違えたときはちゃんと謝ります。
当たり前ですが、これも大切なことです。
by slowlide850 | 2013-02-08 14:17 | architecture | Comments(0)