akimichi design nikki

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セルフ洗車場

そもそも、車は外を走るんだから汚れて当然、
ビンテージ車でもない限り、おおむねきれいであればよろしい。
これが私の車へのスタンスである。

普段は、汚れてきた頃にGSの自動洗車機を利用して水洗いで済ませる。
しかし、それだけでは劣化していくだけなので、たまにセルフ洗車場へ行って
ドカッとメンテナンスを含め、洗車もする。
そしてこのセルフ洗車場に集まる車のきれいなことに毎回おどろく。

一昨日は、私の隣でサーブのコンバーチブルを洗うお父さんが、
もう少しで舐めてしまうんではないかというくらいに愛しそうに磨いていて。
さらに、反対に目をやるとベンツのSUVを磨いては遠巻きに眺め、
光の反射具合を確かめる若者。その目がコワイ・・・
その間で、てきとーな洗車をする私。。。居心地が悪い。

セルフ洗車場という場所は、その人間性が丸出しになっていて、
行くたびに思うのだが、一種独特の雰囲気がある。
黙々と静かに車を磨き、達成感もまた静かに味わっているのだ。
そもそも、人がこんなに磨く物なんてあるだろうか。
家でゴルフコンペで優勝したトロフィーを磨くお父さんくらいで他は思いあたらない。

というわけで、アマチュア洗車・車磨き選手権などを提案したい。
雨で洗車できない日は優勝してもらったトロフィーを磨いてもらうのだ。
磨き好きには素晴らしい企画ではないかと思うが。
どんなものだろう?

その後、左右の方に負けじと私も一生懸命磨いた。
作業半分ほどで飽きてしまったが、
磨き族としては私もやはり同じ孔のむじななのだ。
by slowlide850 | 2011-06-20 11:42 | mini | Comments(0)

つくばカピオ

筑波にある建築研究所というところで行われた
見学会に事務所の所長に連れていてもらった。
筑波に行くのは、あの筑波万博(85’)以来である。。。
その見学会の前に、つくばカピオに寄ってくれるという。
そろそろ、つくばカピオを見に行こうと思っていた矢先に
なんともうれしい寄り道になったのである。

つくばカピオは、1996年竣工の多目的施設(体育館+音楽ホール)で
その設計は谷口吉生さんである。見ない訳にはいかない建築なのである。
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門型の巨大なファサードが美しい。
スケールが大きいのと、逆光でうまく全体がフレームに入らないほど大きい。
(横83m×高さ14m)
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サイドのプロポーションも階段が基壇となっていて端正。
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内部は見れず、外観のみ。音楽ホール見たかったなぁ。。。

竣工から15年、メンテナンスはあまりされていないようだった。
それは少し残念だったし、宝物館やこの前年の豊田市美術館にある
あの”狂気”的ディテールまではないけれど、フツーのレベルから
したらやはり圧倒的なのは変わりない。

学生時代、谷口さんの建築にものすごくあこがれていた。
私にとっての建築家としてのヒーローのような存在だった。
コンペにはまず参加せず、ほとんど表舞台にも顔を出さず、
自身の建築について語ることは稀である。
コンペ開催側の、たっての希望で参加したというMoMAの国際コンペでは
並みいる国際的な有名建築家を前にさっそうと
勝利をものにしてみせる。
クールだぁ、このクールさにあこがれずにはいられない。
そのスタンスは、まさにモダニズムの極地である作品同様に
クールで”カッコイイ”のである。

手元にある作品集には、氏のサインが入っている。
そうヒーローのサインは、今も私の宝物のままだ。
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by slowlide850 | 2011-06-11 22:39 | architecture | Comments(0)

義母がずっと続けている能の舞台に誘ってもらった。
ずっと見たかった能とその舞台が観られると勇んで青山へ出かけた。
しかもその場所は、プラダの前にある能舞台の入る建物である。
ここは昔、青山で働いていた頃の出勤ルートにあって、
ずーっと中が気になっていたところである。
その頃の念が通じでもしたのだろうか。
時が来て、おごそかにその扉は私に開いたのである(笑)
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舞台は思ったよりも大きい。
ピンっと張りつめた空気が舞台にある。心地よい緊張感。
こうして時間をおいて書いている今でも、能の世界観は新鮮に
残っている。とくにお囃子の作り出す音の世界は
ずいぶんとしっかりと身体の奥に残るものである。
なんだかまた、聞きたくなるのだ。
とってもいい体験だった。

見終えて、一休みにア・ピース・オブ・ケイクへ行く。
岡本太郎記念館併設のカフェである。
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写真にうつる方は知らない人。。。写してゴメンなさい。
窓越しに記念館庭の太郎さんの作品が見える。
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アップルパイが食べごたえもあって美味しい。
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お約束のセンプレに寄って帰路となりました。
台風が来ていた週末の話なので、青山は人が少なくてよかったが、
青山ってだんだんと気になるお店も減り、空洞化しているんじゃないかと
考えていたのだが、実際はどうなのだろう。
by slowlide850 | 2011-06-06 00:10 | architecture | Comments(0)

クルミドコーヒー

JR中央線の西国分寺からすぐにある
クルミドコーヒーへ行った。
西国分寺は乗り換えでよく利用するのだが、改札をでて
街に入るのははじめてである。

残念ながら、駅前に風情はない(笑)
ただ、なんだか異様な意匠のマンションとホールが鎮座していた。
明らかにライトの影響なのだろう。
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クルミドコーヒーは、ネーミングの通りクルミと武蔵野の雑木林
がコンセプトなんだそうだ。
どこか、木の枝的なスキップフロアも、地下の巣のような空間も
ツリーハウス的な最上部の籠るようなスペースも設計段階からそのクルミや
大木のコンセプトを大事にした結果なのだろう。
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テーブルを留めているかすがい。
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自由に食べていい、クルミ。
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クルミ割り器。
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おぉ、きれいに割れる。
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ケーキ+コーヒーは水だしだそうだ。
う〜ん、酸味が強くてちょっと苦手。。。
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by slowlide850 | 2011-06-05 20:52 | cafe | Comments(0)

千葉県旭市

先日、葬儀があって旭市をおとづれた。
父親の実家のあるこの地には、中学生まで正月と夏には
必ずおとづれていた。
この震災で津波に襲われたわけだが、
葬儀が終わり、被害のでた沿岸地域と飯岡漁港を見てきた。

震災からほぼ3ヶ月が経ち、市として倒壊、または全損家屋、
人が住んでいなかった建物、当然瓦礫も一括して撤去にあたったそうで、
とりあえず、瓦礫は海岸線に積まれている。基礎などのコンクリートは
港にこちらもうづ高く積まれていた。
街には更地がひろがり、なんとか倒壊はしなかった建物が残っている。
塩害か、地下水へ海水が入ったのか沿岸の松はのきなみ枯れてきている。
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葬儀であった地元の人が、ぽつりとこぼした。
「あまりに海の近くに住みすぎた。あの距離だもの」と。
道を挟んですぐ海である。
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更地になってしまうと、ほんとうの被害の惨状は伝わってはこないことはわかるが、
そここに、津波の威力や、押し寄せた波の高さの痕跡が外壁などに残っている。
ちょっと海岸線から離れても、波の高さは80cmを超えている。
もう立ってなど当然いられなかったことでしょう。
幼い頃、海水浴で遊んだ町並みは、すっかり更地ばかりのかなしい光景になってしまった。

漁港では、防波堤の修復、打ち上げられ破損した船などが散見できるが、
地盤の極端な沈下、ひび割れはないようだった。
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ちかくの文化センターに隣接してある仮設住宅も遠目から見た。
報道で見ている仮設のままなのだが、当座は仕方ないにしても
このままでは気の毒に感じる。地面はアスファルトである。
この夏、ものすごく暑くなるだろう。
さすがに、カメラは向けられない。
夜になってしまった帰路、仮設住宅には多くの明かりが点いていた。
その明かりの下での人の想いに、しばし、いろいろ考えてしまった。

海を眺める。こわいような、憎らしいような。でも海が悪いわけでもない。
こんな気持ちで海をみたことはなかった。
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by slowlide850 | 2011-06-04 10:10 | architecture | Comments(0)

政治

管さんが退陣を表明した。
かなしいことに私は、自分の国の政治にまったく誇りを感じたことがない。
政治なんてそんなものだとシュールな構図もあるが、
やはりさみしいものである。
投票には行くが、本当にこの人に入れたいと思って投票したこともない。
消去法でしか決められないことがほとんどだ。
おそらく多くの方が、私と同じではないだろうか。

3/11のディズニーランドのキャストの対応が素晴らしかったことは
当初より評判になっていた。今朝もラジオでそんな話が聞こえてきた。
彼らの危機意識はとても高く、あの場でゲストを守りぬいたのである。
マニュアルではなく、臨機応変に対応したという話だ。
アルバイトやパートさんがである。
誇りをもって、逃げることなく。

そんな話は政治からは聞こえてはこない。なげかわしい。
この時期に政局は勢力争いである・・・
政治家には危機意識もなく、外交意識もない。
これでは、この震災での被害も死者も、勢力争いに
利用されたとしか思えない。というのは言い過ぎだろうか。
国民は理想論を語りたいのではないと思う。
この人達、もう少しなんとかならないかという。かなり程度を下げたうえでの
期待論なのに、彼らはそれすらも意図も簡単に裏切ってくれるのだ。

そんな政局を見るにつけ、いつも思うことがあった。
「民度以上の政治を国民は持てない」という格言である。
政治家を選んだのは我々だから。

でも今思う。
この国の政治はもう民度以下である。
でも、シュールにあきらめるわけにもまた我々はいかない。
by slowlide850 | 2011-06-02 13:31 | life | Comments(0)