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"時間"

唐突だが、私にとってドイツ人といってすぐに思いつくのは
作家へルマンヘッセである。
大半の方は、中学の教科書で読んだことがあるハズだ。
私もあるときに、ふとそのことを思い出して学生時代に代表作を読んだ。

その世界観は独特であり、難解でもある。
そして、読後の感触もからみついたタールの池に浸かったような
重苦しさと、あやうさを持ってわすれることができなくなる。

しかし、今はそうした文学をいっさい読まなくなった。
ヘッセの「少年の日の思い出」も「車輪の下」も手元にはない。
文学や音楽の比重から、生活や仕事の比重が高まってくる。
ふと、読んでみたいなと思う。
しかし、あの世界観がこわくて手に取れない。
学生時代には、"浸る時間"があったのかもしれない。
不器用にも、読み出すとその本の中に入り込んでしまい、
出て来れなくなる。
比重が変わった今では、切り替えが効かないと困る。
"文学に浸る時間"振り返れば、贅沢な時間だった。

”時間は作り出すもの”
今はそうなったのかもしれない。
学生時代は、ないようでいてあったのかもしれない。

ヘッセを思い、なにかもっと、うまく時間が使えたらと
思う。
by slowlide850 | 2010-02-10 04:38 | life | Comments(0)